トマト栽培の大敵!かいよう病対策
- かいよう病とは?
かいよう病は、トマト栽培において深刻な被害をもたらす細菌病です。この病気の原因となる細菌は、土壌中で何年も生き続けることができ、トマトの根に侵入して繁殖します。細菌に感染したトマトは、水や養分の吸収が阻害され、生育に大きな影響が出ます。
かいよう病の初期症状としては、葉がしおれたり、黄色く変色したりすることが挙げられます。症状が進むと、茎や葉に茶褐色の病斑が現れ、最終的には枯れてしまうこともあります。また、果実にも影響が出ることもあり、変形したり、腐敗したりすることがあります。
かいよう病は、感染した土壌や種子、苗などから伝染します。そのため、予防対策として、健全な土壌や種子、苗を使用することが重要です。また、連作を避ける、排水性を良くする、適切な肥料管理を行うなど、土壌環境を整えることも効果的です。
もし、トマトにかいよう病が発生してしまった場合は、感染した株を速やかに抜き取り、焼却処分することが大切です。また、周辺の土壌も消毒し、拡散を防ぎましょう。
かいよう病は、適切な対策を講じることで予防やまん延防止が可能な病気です。トマトを健康に育てるために、日頃から病気の知識を深め、予防に努めましょう。