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オンシツコナジラミ:小さな虫の大きな脅威
- 厄介な害虫、オンシツコナジラミ オンシツコナジラミは、家庭菜園から農業まで、様々な植物に被害をもたらす、大変厄介な害虫です。体長わずか1.5mmほどと、肉眼ではよく見なければ気付かないほどの小ささですが、その影響力は計り知れません。 オンシツコナジラミは、主に植物の葉の裏側に寄生し、そこから栄養分を横取りしてしまいます。葉の裏にびっしりとついたオンシツコナジラミは、まるで白い粉をまぶしたように見えることから「粉ジラミ」という呼び名もついています。彼らは鋭い口を使って植物の汁を吸い、その結果、植物は元気をなくし、生育が著しく阻害されてしまうのです。 さらに恐ろしいことに、オンシツコナジラミは、植物にとって致命傷になりうるウイルス病を媒介します。オンシツコナジラミがウイルスに感染した植物の汁を吸い、次に健全な植物に移動すると、その植物もウイルスに感染してしまうのです。まるで蚊が病気を媒介するように、オンシツコナジラミは畑やハウスの中でウイルスを拡散させてしまう危険な存在なのです。 このように、小さな体でありながら、オンシツコナジラミは植物に深刻な被害をもたらす、大変厄介な害虫といえるでしょう。 -
ガーデニングの天敵!アブラムシ対策
春になると、庭やベランダに置いた鉢植えは、生き生きとした緑で私たちを和ませてくれます。しかし、その緑に潜む、小さな脅威にも気を配る必要があります。体長わずか1~4ミリのアブラムシは、緑、赤、白など、小さく色とりどりな姿をしていますが、植物にとっては大敵です。 あたたかくなる5月から7月にかけて大量発生し、植物の新芽や茎の先端、葉の裏側などにびっしりとくっついてしまいます。 アブラムシは、まるでストローのような口を使って、植物から栄養豊富な汁を吸い取ります。 そのため、植物は成長に必要な栄養を奪われ、新芽がうまく育たなくなったり、葉が変形したりしてしまいます。 また、アブラムシは、植物に病気を引き起こすウイルスを持っていることがあり、汁を吸う際にウイルスを植物にうつしてしまうことがあります。まるで、蚊が人間に病気を運んでくるようにです。そのため、アブラムシを放っておくと、植物全体に被害が広がり、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。 小さなアブラムシは、私たちの大切な植物を脅かす、見えない爆弾のような存在なのです。 -
すす病:その原因と対策
- すす病とは すす病とは、植物の葉や茎がまるで煤をかぶったかのように黒く変色してしまう病気です。この黒い部分は、すすではなく、実際にはカビが繁殖してできた菌の集合体です。そのため、触ると手に黒いものが付着することがあります。このカビ自体は植物に直接寄生するわけではありません。すす病の原因となるカビは、アブラムシやカイガラムシなどの排泄物に含まれる糖分を栄養源として繁殖します。 すす病は、見た目が悪くなるだけでなく、植物の生育にも悪影響を及ぼします。葉の表面がカビで覆われてしまうと、植物は光合成を十分に行うことができなくなり、生育が阻害されてしまいます。また、すす病が重症化すると、葉が変形したり、落葉したりすることもあります。すす病自体は植物に直接寄生するわけではありませんが、放置すると植物を弱らせてしまうため、注意が必要です。 すす病を予防するには、まず、アブラムシやカイガラムシなどの害虫を駆除することが大切です。害虫を駆除することで、すす病の原因となるカビの栄養源を断つことができます。また、風通しが悪く、湿度が高い環境ではすす病が発生しやすいため、定期的に剪定を行い、風通しを良くすることも効果的です。すす病が発生してしまった場合は、早めに病葉を取り除き、薬剤を散布するなどの対策を講じましょう。
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