大根の悩み「す入り」を防いで美味しい収穫を!
- 大根の「す入り」とは?
大根を収穫して切ってみたら、中心部分がスカスカになっていてがっかり…なんて経験はありませんか? これは「す入り」と呼ばれる現象で、大根やカブなど、根菜類でしばしばみられます。
一見、外見からは判断しにくいことも多いですが、持った時に軽かったり、叩いてみて軽い音がするものは「す入り」の可能性があります。カットしてみると、中心部が空洞になっていたり、スポンジ状になっていて、本来のシャキシャキとした食感が失われていることがあります。
この「す入り」は、大根の生育過程におけるストレスが原因で起こると考えられています。
例えば、急激な気温の変化や乾燥、肥料不足などが挙げられます。特に、春先の暖かい時期に種をまき、生育初期に暖かい日が続いた後に冷え込むと、「す入り」が発生しやすくなります。また、土壌中の水分が不足したり、肥料、特に窒素肥料が不足していても、「す入り」の原因となります。