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オンシツコナジラミ:小さな虫の大きな脅威
- 厄介な害虫、オンシツコナジラミ オンシツコナジラミは、家庭菜園から農業まで、様々な植物に被害をもたらす、大変厄介な害虫です。体長わずか1.5mmほどと、肉眼ではよく見なければ気付かないほどの小ささですが、その影響力は計り知れません。 オンシツコナジラミは、主に植物の葉の裏側に寄生し、そこから栄養分を横取りしてしまいます。葉の裏にびっしりとついたオンシツコナジラミは、まるで白い粉をまぶしたように見えることから「粉ジラミ」という呼び名もついています。彼らは鋭い口を使って植物の汁を吸い、その結果、植物は元気をなくし、生育が著しく阻害されてしまうのです。 さらに恐ろしいことに、オンシツコナジラミは、植物にとって致命傷になりうるウイルス病を媒介します。オンシツコナジラミがウイルスに感染した植物の汁を吸い、次に健全な植物に移動すると、その植物もウイルスに感染してしまうのです。まるで蚊が病気を媒介するように、オンシツコナジラミは畑やハウスの中でウイルスを拡散させてしまう危険な存在なのです。 このように、小さな体でありながら、オンシツコナジラミは植物に深刻な被害をもたらす、大変厄介な害虫といえるでしょう。 -
アザミウマ対策のススメ
- アザミウマとは? アザミウマは、体長わずか1~2mmほどの、針の先ほどの大きさしかない非常に小さな昆虫です。その小ささゆえに、肉眼で確認することは難しく、植物に被害が出始めてから初めてその存在に気付くというケースも少なくありません。 アザミウマは、乾燥した環境を好みます。そのため、気温の高い時期はもちろんのこと、冬場でも暖房の効いた室内で大量発生することがあります。 アザミウマは植物の葉や花に寄生し、その汁を吸って成長します。被害を受けた植物は、葉が白っぽく変色したり、花が変形したりするなどの症状が現れます。また、アザミウマはウイルス病を媒介することもあり、植物に深刻なダメージを与える可能性もあります。 アザミウマは非常に小さな虫であるため、早期発見が重要となります。こまめに植物を観察し、葉の裏や花の付け根など、アザミウマが潜んでいそうな場所を重点的にチェックしましょう。もしアザミウマを見つけたら、早めに駆除することが大切です。
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