一年中油断大敵!ガン無視できない害虫、グンバイムシ
- 小さくても侮れない!体長わずか3mmほどの小さな虫、グンバイムシ。その姿はまるで、植物の葉に溶け込むような、薄い褐色や緑色をしています。一見すると、その存在に気が付かないかもしれません。しかし、油断は禁物です!グンバイムシは、その小さな体で植物から栄養を奪い、生育を著しく阻害する厄介な害虫なのです。グンバイムシは、植物の葉の裏側に寄生し、針状の口を突き刺して汁を吸います。その結果、葉は栄養を奪われ、次第に元気を失っていきます。初期症状としては、葉に白い斑点が生じたり、葉が黄色く変色したりします。さらに被害が進むと、葉が縮れたり、落葉したりすることもあります。また、グンバイムシは、ウイルス病を媒介することもあり、植物に深刻な被害をもたらす可能性があります。グンバイムシは、気温が高く、乾燥した環境を好みます。そのため、特に梅雨明けから秋にかけての時期に被害が多くなる傾向があります。また、風通しが悪い場所や、窒素肥料が多いと発生しやすいと言われています。小さな体に似合わず、植物に大きな被害を与えるグンバイムシ。早期発見と適切な対策を心がけ、大切な植物を守りましょう。