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家庭菜園の天敵!葉枯病対策
- 葉枯病とは? 家庭菜園を彩る植物の葉に、茶色い斑点を見つけたり、葉の一部が枯れてしまったりしたことはありませんか?このような症状は、葉枯病の可能性があります。葉枯病は、家庭菜園でもよく見られるありふれた病気ですが、放置すると植物全体に深刻な被害をもたらす厄介な病気です。 葉枯病の初期症状は、葉に現れる小さな茶色の斑点です。これらの斑点は次第に大きくなり、周囲が黄色く変色したり、葉全体が茶色く枯れてしまったりすることがあります。症状が進むと、植物の生育が阻害され、花や実のつきが悪くなるだけでなく、最悪の場合、枯れてしまうこともあります。 葉枯病の原因となるのは、カビや細菌など、さまざまな病原体です。これらの病原体は、風雨や水やりによって拡散し、植物の葉に付着して感染します。そのため、葉枯病は、特に梅雨時期や台風シーズンなど、湿度が高く、風雨が強い時期に発生しやすくなります。また、水はけが悪い環境や、窒素肥料の過剰な使用も、葉枯病の発生を助長する要因となります。 -
ほう素欠乏と植物の生育不良
- ほう素欠乏とは?植物が健やかに育つためには、様々な栄養素が必要です。なかでも、「窒素」「リン酸」「カリウム」といった主要な栄養素だけでなく、微量ながらも大切な役割を担う「微量要素」も欠かせません。 「ほう素」は、この微量要素のひとつであり、植物の細胞壁の形成や細胞分裂、そして光合成でつくられた糖分の移動など、生育の様々な場面で重要な役割を担っています。 このほう素が不足してしまうと、植物は正常に育つことができなくなり、様々な生育不良を引き起こします。これを「ほう素欠乏」と呼びます。ほう素は土壌中にわずかに含まれており、植物はこのわずかなほう素を吸収して生育しています。しかし、土壌の酸性化や乾燥などが進むと、植物が吸収できるほう素の量が減ってしまうため、ほう素欠乏が起こりやすくなります。 また、砂質土壌のように、もともと土壌中のほう素含有量が少ない場合も注意が必要です。ほう素欠乏の症状は、植物の種類や生育段階、土壌中のほう素濃度などによって異なりますが、一般的には、植物の先端部分(成長点)付近の葉が黄化したり、変形したりする症状が現れます。 また、花芽や果実の生育が悪くなったり、落花や落果が増加したりすることもあります。
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