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ガーデニングの大敵! ネダニ被害を防ぐには?
- ネダニってどんな害虫? ネダニは、土の中で暮らすとても小さなダニの仲間です。 その大きさは、なんと1ミリメートルにも満たないため、肉眼でその姿を確認するのは難しいです。 しかし、こんなに小さい体ながら、植物に与える影響は深刻です。 ネダニは、土の中に植わっている植物の根や球根を好みます。 特に、私たちがよく食べるネギやタマネギなどの野菜や、ユリやチューリップのように、大きく美しい花を咲かせる球根植物が被害に遭いやすいです。 ネダニは、その名の通り球根が大好物です。「球根ダニ」とも呼ばれ、球根に寄生して、その養分を吸い取ってしまいます。 その結果、植物は元気をなくし、花が咲かなくなったり、成長が止まったり、最悪の場合には枯れてしまうこともあります。 そのため、家庭菜園やガーデニングを楽しむ人にとって、ネダニは頭の痛い悩みの種となっています。 -
タマネギ栽培の大敵!乾腐病を防ぐには?
- 乾腐病とは?乾腐病は、タマネギを栽培する上で注意が必要な病気の一つです。この病気は、土の中に潜む病原菌によって引き起こされ、根に感染することで被害をもたらします。乾腐病に感染すると、まず根が茶色く変色し始め、徐々に腐敗していきます。根の腐敗が進むと、やがて根と茎の接続部分である茎盤部にも被害が及びます。茎盤部は、まるで乾燥したように腐敗していくのが特徴です。地上に出ている葉にも変化が現れます。初期症状としては、葉の先端が黄色く変色します。病気の進行と共に変色は広がり、最終的には枯れてしまうこともあります。生育が著しく阻害されるため、球根は肥大せず、収穫量が大幅に減ってしまう深刻な病気です。乾腐病は連作を嫌うため、同じ場所でタマネギを育て続けると発生のリスクが高まります。一度発生すると、土壌中に病原菌が残り続けるため、数年はタマネギを栽培することが難しくなります。そのため、発生を防ぐための対策が重要となります。 -
知っておきたい植物の知識:バーナリ型とは?
植物の世界は奥深く、興味深い仕組みに満ちています。その中でも、今回は「バーナリ型」という性質について詳しく解説していきます。 バーナリ型とは、植物が生育段階で一定期間低温にさらされることで、花芽形成が促進されるタイプのことを指します。通常、植物は気温や日照時間などの環境変化を感知して花を咲かせる準備を始めますが、バーナリ型植物の場合、低温を経験することが花芽形成のスイッチを入れるために不可欠なのです。 一般的に「グリーンプラント」と呼ばれる緑葉野菜の中には、このバーナリ型に分類されるものが多く存在します。例えば、私たちが普段口にしている野菜の中にも、ホウレンソウやキャベツ、ダイコン、ハクサイなど、多くのバーナリ型植物が含まれています。これらの野菜は、秋に種をまき、冬の寒さを経験することで、春に花を咲かせ、種を実らせます。 バーナリ型の性質は、植物にとって重要な意味を持ちます。なぜなら、低温を経験することで、開花時期を調整し、厳しい環境下での生存を可能にしているからです。もし、低温期を経ずに花を咲かせてしまうと、遅霜の被害に遭ったり、受粉に必要な昆虫が活動していない時期と重なったりする可能性があります。バーナリ型植物は、低温を経験することで、これらのリスクを回避し、確実に子孫を残せるように進化してきたと言えるでしょう。 -
家庭菜園の天敵!ベと病対策
- ベと病とは?ベと病は、キュウリやトマトなどのウリ科の野菜、そしてキャベツや大根といったアブラナ科の野菜によく見られる病気です。 また、玉ねぎも被害を受けやすいので注意が必要です。 この病気は、気温が20℃前後で湿度が高い環境を好み、梅雨時期や秋雨の時期に発生しやすくなります。 雨が降った後や水やり後、葉が濡れた状態が長く続くと、病気が発生しやすくなるため注意が必要です。 風通しが悪い場所でも発生しやすいので、日頃から植物の周りや畑全体の風通しを良くしておくことが大切です。ベと病は、糸状菌(カビの一種)が原因で発生します。 この糸状菌は、土壌中や植物の残渣の中で越冬し、気温や湿度などの条件が整うと、風や雨水などによって運ばれ、植物に感染します。 感染した葉の表面には、白い粉をまぶしたような斑点が発生します。 病気が進むと、斑点は次第に茶褐色に変色し、葉全体が枯れてしまうこともあります。ベと病は、放置すると収穫量が減ったり、植物全体が枯れてしまうこともあるため、適切な対策が必要です。
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