家庭菜園の天敵!ニジュウヤホシテントウムシ対策
家庭菜園で野菜を育てる喜びは、誰でも手軽に味わえるものです。しかし、その一方で、丹精込めて育てた野菜を害虫に食べられてしまうという、避けては通れない現実も存在します。害虫の種類は多岐に渡り、アブラムシやナメクジ、ヨトウムシなど、いずれも野菜に深刻なダメージを与える厄介者ばかりです。
今回は、数ある害虫の中でも、特に厄介なニジュウヤホシテントウムシについて解説していきます。
ニジュウヤホシテントウムシは、その名の通り、背中に二十八個の黒い星を持つテントウムシの一種です。テントウムシと言えば、アブラムシを食べてくれる益虫として有名ですが、このニジュウヤホシテントウムシは、なんと野菜の葉を食い荒らす害虫なのです。ナスやジャガイモ、トマトなどのナス科の植物を特に好み、葉の裏側にびっしりと張り付いて、葉脈だけを残して食べ尽くしてしまいます。その食欲は凄まじく、放置すると、あっという間に植物全体が枯れてしまうこともあります。さらに厄介なことに、ニジュウヤホシテントウムシは、一度に大量の卵を産み付けるため、早期発見と対策を怠ると、爆発的に増殖してしまう可能性があります。見つけ次第、駆除していくことが大切です。