カロテン: 緑黄色野菜の隠れた力
- カロテンとは鮮やかな緑黄色野菜を食べると、なんだか元気が湧いてくるような気がしませんか?実はそれ、色の力だけでなく、カロテンという栄養素の力かもしれません。カロテンという言葉を耳にしたことはありますか?普段の生活ではあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は私たちの健康を支える、大切な栄養素の一つなのです。カロテンは、自然界が生み出す色素の一種。緑黄色野菜の鮮やかな色どりの源であり、ニンジンやホウレンソウ、カボチャなどに多く含まれています。これらの野菜が持つ、あの鮮やかなオレンジ色や緑色は、カロテンそのものの色からきているんですよ。そして、意外かもしれませんが、赤いトマトに含まれるリコピンも、カロテンの仲間です。カロテンは、大きく分けてα-カロテン、β-カロテン、γ-カロテンなどに分類され、リコピンはβ-カロテンと同じ仲間に入ります。このように、カロテンは野菜の色素というだけでなく、私たちの体に嬉しい働きをしてくれる栄養素です。普段の食事に、カロテンを多く含む緑黄色野菜を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。