観葉植物を華やかに演出!ヘゴ仕立ての基礎知識
- ヘゴ仕立てとはヘゴ仕立ては、熱帯地方に生息する大型のシダ植物であるヘゴの茎を利用した仕立て方のことです。 ヘゴは、木生シダとも呼ばれ、その茎は乾燥させると硬く丈夫な素材となるため、古くから建築資材や園芸用の支柱として利用されてきました。 ヘゴ仕立てでは、このヘゴの茎を鉢の中心に立て、つる性の植物を巻き付けるように仕立てていきます。ヘゴ仕立ての最大の特徴は、植物を立体的に、そして個性的に楽しむことができる点にあります。 ヘゴの茎は、自然の風合いを生かした独特の形状をしているため、同じものは二つとありません。 また、ヘゴの茎に沿って植物を自由に配置できるため、自分の好みに合わせた個性的な仕立てを楽しむことができます。つる性の植物であれば、様々な種類をヘゴ仕立てで楽しむことができます。 例えば、アイビーやポトス、モンステラなどの観葉植物は、ヘゴ仕立てにすることで、その魅力をより一層引き出すことができます。 また、胡蝶蘭やデンドロビウムなどの着生ランも、ヘゴ仕立てに適しており、ヘゴの茎に着生させて育てることで、自然に近い状態で楽しむことができます。ヘゴ仕立ては、水やりや肥料などの管理も比較的簡単です。 ただし、ヘゴの茎は乾燥しやすいため、こまめな水やりと霧吹きによる保湿が大切です。 また、ヘゴ自体には養分がないため、定期的に液体肥料などを与える必要があります。