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葉っぱから増やす!葉ざしの魅力
- 葉ざしとは? 葉ざしは、植物を増やすための技術の一つで、葉っぱ一枚から、全く新しい植物を育て上げる方法です。 通常、植物を増やす場合は、種をまいたり、挿し木といって茎の一部を土に挿して根を生やす方法が一般的です。しかし、葉ざしはこれらの方法とは異なり、葉っぱそのものを土に挿して、そこから根や芽を出させて新しい植物を育てます。 葉っぱには、光合成によって植物の栄養分を作り出す力があり、その栄養分を使って、根や芽を成長させることができるのです。 葉ざしは、うまくいけば一度にたくさんの植物を増やすことができます。また、挿し木に比べて、元の植物への負担が少ないという利点もあります。 葉ざしで増やしやすい植物としては、オリヅルランやベゴニアなどが挙げられます。これらの植物は、葉っぱに栄養分を蓄える力が強いため、葉ざしに適しています。 -
木立ち姿の草花の魅力
ガーデニングの世界には、実に多様な植物が存在します。色とりどりの花を咲かせるもの、個性的な葉を広げるものなど、その姿形は実に様々です。 そんな植物たちの中で、私たちを不思議な感覚にさせてくれるのが「木立ち性」と呼ばれる植物たちです。 木立ち性の植物とは、一見すると小さな木のように見えるのに、実際には草の仲間という、ちょっと変わった特徴を持っています。 草なのに、どうして木のように見えるのか?それは、茎の下の部分が木質化するという性質を持っているからです。 木質化とは、茎が硬く木のように変化することです。この木質化によって、草丈が低くてもしっかりと立ち上がって成長することができるのです。 代表的な木立ち性の植物としては、ラベンダーやローズマリーなどが挙げられます。 これらの植物は、ハーブとして親しまれているだけでなく、その美しい花や香りを楽しむことができます。 また、木立ち性の植物は、庭に立体感を与え、奥行きを出すという点でも魅力的です。 背の高い植物と低い植物を組み合わせることで、より変化に富んだ、個性的な庭を作り出すことができます。 さらに、木立ち性の植物は、剪定によって形を整えやすいというメリットもあります。 自分の好みの形に刈り込んで、個性的なトピアリーを楽しむことも可能です。 このように、木立ち性の植物は、私たちに庭づくりの新たな楽しさを教えてくれます。 -
魅惑の銅葉の世界
- 葉色の秘密 太陽の光を浴びて鮮やかに輝く植物の葉。その多くは緑色をしていますが、中には赤や黄色など、個性的な色を持つものがあります。 銅葉もその一つで、その名の通り銅のように赤黒く光沢のある葉が特徴です。まるで芸術家が絵の具を塗ったかのような、その深みのある色合いは、見る人の心を惹きつけます。 この美しい色は、アントシアニンという色素によって生み出されます。アントシアニンは、紅葉で見られるように、植物が寒さや紫外線から身を守るために作る物質の一つです。 秋、気温が下がり始めると、葉緑素が分解され、隠れていたアントシアニンが目立つようになり、紅葉が始まります。銅葉の場合、このアントシアニンを葉緑素と一緒に多く含んでいるため、緑色に隠れることなく、特徴的な赤黒い色合いを年中見せてくれるのです。 さらに、銅葉の魅力は、その色の変化にもあります。 春には、太陽の光を浴びて、より一層鮮やかな赤色に輝き、夏には、緑色が少し混ざり合い、落ち着いた色合いを見せます。そして秋には、深みのある赤紫色へと変化していきます。 このように、銅葉は、季節の移り変わりとともに、様々な表情を見せてくれる、まさに生きた芸術作品と言えるでしょう。
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