ガーデニングの大敵!ボトリチスを予防しよう
- ボトリチスとは?
ボトリチス、別名灰色かび病は、その名の通り灰色のかびが植物に生える病気で、非常に多くの種類の植物がかかる病気です。 この病気の原因となるカビはボトリチス菌といい、普段は土の中に潜んでいます。しかし、風や雨、水やりの際の水はねなどによって、土の中から植物に移動することがあります。
ボトリチス菌は、植物に傷がついていたり、弱っている部分があると、そこから植物の内部に入り込みます。そして、菌は植物の中で増殖し、周りの組織を侵していくことで病気を進行させていきます。 その結果、植物は次第に元気をなくし、花や果実が腐ったり、葉が枯れたりといった症状が現れます。
ボトリチス病は、特に湿度が高く、気温が低い環境で発生しやすいため、梅雨の時期や秋から冬にかけて注意が必要です。また、風通しが悪い場所や、水はけの悪い土壌で育てている植物も、ボトリチス病にかかりやすい傾向があります。