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春の芽出しを助ける!寒肥のススメ
- 寒肥とは?寒肥とは、文字通り寒い時期に行う肥料のことです。 一般的に12月から2月にかけて、植物が冬の寒さで成長を休んでいる時期に土に肥料を施します。この時期は、植物が活発に栄養を吸収する時期ではありませんが、土壌中の微生物は活動しています。寒肥として与えられた有機肥料は、これらの微生物によってゆっくりと分解され、植物が活動を再開する春には、根が吸収しやすい状態になります。 つまり、寒肥は植物が暖かくなって成長を始めるときに、必要な栄養を十分に吸収できるよう、あらかじめ土壌を準備しておくための大切な作業と言えるでしょう。寒肥には、油かすや骨粉などの有機質肥料を使うことが一般的です。これらの肥料はゆっくりと分解されるため、植物に穏やかに栄養を供給することができます。 また、土壌の物理性を改善する効果も期待できます。寒肥を行う際には、植物の根に直接肥料が触れないように注意することが大切です。肥料焼けを起こしてしまう可能性があります。 肥料は株元から少し離れた場所に施し、土とよく混ぜるようにしましょう。 適切な時期に適切な方法で寒肥を行うことで、植物は春に力強く芽吹き、美しい花を咲かせたり、おいしい実をつけたりすることができます。 -
株分けで植物をもっと増やそう!
- 株分けとは?植物を育てる上で、株分けは欠かせない作業の一つです。特に、多年草や木の仲間で、年々大きく育つ植物に対して行います。 株分けとは、文字通り植物の株を複数に分けて、それぞれを独立した株として育てることです。では、なぜ株分けが必要なのでしょうか?植物は成長するにつれて、根が鉢の中全体に広がっていきます。そして、鉢の中が根でいっぱいになると、土の中の栄養や水分を十分に吸収することができなくなり、生育が悪くなってしまうことがあります。 また、株が密集することで、風通しが悪くなったり、日当たりが悪くなったりすることもあります。このような状態を避けるために行うのが株分けです。鉢から株を抜き出し、根を傷つけないように注意しながら、株を2つ以上に分けます。 分けた株は、新しい土を入れた鉢に植え付けます。こうすることで、植物は再び元気に育つことができるようになります。株分けは、植物を健やかに保つだけでなく、新しい株を増やすことができるというメリットもあります。 大切に育てた植物を、株分けによって増やす喜びは、ガーデニングの醍醐味の一つと言えるでしょう。
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