休眠枝ざしで増やす楽しみ
- 休眠枝ざしとは
植物が冬の寒さから身を守るため、活動を休止する期間を休眠期と言います。休眠期に入った植物は、春に再び成長を始めるために、枝や根に栄養を蓄えています。
休眠枝ざしとは、この時期の枝の一部を切り取って土に挿し、新しい個体を増やす増やし方です。挿し木の一種ですが、植物が休眠しているため、体力を使わずに根を張りやすいというメリットがあります。主に、秋に葉を落とす落葉樹を対象とし、サクラやモミジ、バラなどが代表的です。
休眠枝ざしは、春に備えて栄養を蓄えた枝を使うため、発根しやすく、新しい環境に適応しやすいという利点があります。また、必要な道具も少なく、比較的簡単な技術で行えるため、初心者にもおすすめの増やし方です。