意外と知らない?植物の生育を支える「心土」の重要性
私たちが普段目にする地面は、実はいくつかの層が重なり合ってできています。
植物の根が伸びていく部分を「耕土」と呼びます。耕土は、栄養豊富な土や肥料と混ぜ合わさり、植物が育つための栄養を蓄えています。私たちが畑を耕したり、肥料を施したりするのは、主にこの耕土の部分です。
耕土の下には「心土」と呼ばれる層があります。心土は耕土のように頻繁に耕されることはありませんが、植物の生育に大きな影響を与えています。心土は、耕土よりも硬く、水はけや通気性はあまり良くありません。しかし、心土には植物の生育に必要なミネラルが豊富に含まれています。
植物の根は、耕土から栄養や水分を吸収するだけでなく、心土にまで深く根を張り、必要なミネラルを吸収します。心土は、植物の根をしっかりと支える役割も担っています。
このように、普段は目にすることのない心土ですが、植物の生育にとって非常に重要な役割を担っているのです。