知ってた?鉢のサイズの「号」の話
- 鉢の大きさの単位
ガーデニングを始めると、種や苗だけでなく、植木鉢もたくさんのお店で売られていることに気が付きます。わくわくしながらも、いざ植木鉢を選ぼうとすると、「号」という聞きなれない単位に戸惑ってしまうことはありませんか?普段の生活ではあまり見かけない単位なので、一体どれくらいの大きさなのか、想像がつかない方も多いのではないでしょうか。
この「号」という単位、実は植木鉢の大きさを表す際に使われる、日本の園芸業界独特のものなのです。数字が大きくなるほど鉢の直径も大きくなり、例えば「3号鉢」よりも「5号鉢」の方が大きいということになります。
では、なぜこの「号」という単位が使われているのでしょうか?それは、鉢の大きさを数字で分かりやすく表すことで、植物の生育に適した鉢選びを容易にするためです。植物は種類によって適切な鉢の大きさが異なり、小さな鉢に植え続けると根詰まりを起こして生育不良を起こしてしまうことがあります。反対に、大きな鉢に小さな苗を植えると、土が多すぎるために根腐れを起こしやすくなってしまいます。
つまり、「号」という単位を理解することは、植物を健やかに育てるための第一歩と言えるでしょう。