土壌伝染– tag –
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タマネギ栽培の大敵!乾腐病を防ぐには?
- 乾腐病とは?乾腐病は、タマネギを栽培する上で注意が必要な病気の一つです。この病気は、土の中に潜む病原菌によって引き起こされ、根に感染することで被害をもたらします。乾腐病に感染すると、まず根が茶色く変色し始め、徐々に腐敗していきます。根の腐敗が進むと、やがて根と茎の接続部分である茎盤部にも被害が及びます。茎盤部は、まるで乾燥したように腐敗していくのが特徴です。地上に出ている葉にも変化が現れます。初期症状としては、葉の先端が黄色く変色します。病気の進行と共に変色は広がり、最終的には枯れてしまうこともあります。生育が著しく阻害されるため、球根は肥大せず、収穫量が大幅に減ってしまう深刻な病気です。乾腐病は連作を嫌うため、同じ場所でタマネギを育て続けると発生のリスクが高まります。一度発生すると、土壌中に病原菌が残り続けるため、数年はタマネギを栽培することが難しくなります。そのため、発生を防ぐための対策が重要となります。 -
根こぶ病対策:家庭菜園を守るために
- 根こぶ病とは?根こぶ病は、土の中に住むセンチュウという小さな生き物によって起こる病気です。センチュウは肉眼では見えないほど小さく、植物の根っこに寄生して栄養を奪ってしまいます。 栄養を奪われた根っこは、その部分だけが異常に膨らんで「こぶ」のようになった状態になります。これが根こぶ病の名前の由来です。 このこぶが大きくなると、根が水を吸い上げる働きを阻害してしまい、植物は元気に育つことができなくなります。 初期症状としては、日中に葉がしおれたり、生育が悪くなったりします。そして、症状が進むと、最終的には枯れてしまうこともあります。 根こぶ病は、野菜や花など、様々な植物に発生する病気です。家庭菜園でも発生することがあるので、注意が必要です。 -
家庭菜園の天敵!青枯病対策について
- 青枯病とは青枯病は、トマトやナス、ピーマンといったナス科の植物に多く発生する、厄介な病気です。この病気の恐ろしい点は、土壌中に潜む細菌によって引き起こされることにあります。しかも、この細菌は数年もの間、土の中で生き続けることが可能です。つまり、一度畑で青枯病が発生してしまうと、長い間この病気に悩まされる可能性があるのです。青枯病の症状は、まるで植物が水を欲しがっているように見えます。しかし、実際にはいくら水をやっても症状は改善しません。これは、青枯病菌が植物の維管束という、水の通り道に詰まってしまうためです。維管束が詰まってしまうと、植物は水を吸い上げることができなくなり、結果として葉がしおれて枯れてしまうのです。元気だった植物が、みるみるうちに衰弱していく様子は、ガーデニング愛好家にとって大変辛いものです。しかも、有効な農薬が少ないため、青枯病の対策は非常に難しいと言えます。そのため、青枯病は、農家にとっても頭を悩ませる病気となっています。 -
ガーデニングの大敵!白絹病を防いで植物を守ろう
- 白絹病とは白絹病は、多くの植物に発生する厄介な病気です。 地面に近い茎の根元付近に、白い糸状のものが綿のように広がるのが特徴で、この見た目が名前の由来となっています。 この白い糸状のものは、実は「白絹病菌」と呼ばれるカビの菌糸が集まったものです。白絹病菌は土の中に潜んでおり、気温が25度以上、湿度が高い環境を好みます。そのため、梅雨の時期から夏にかけて発生しやすく、特に、高温多湿になりやすいビニールハウスでは注意が必要です。この病気にかかると、植物は根から水分や養分を吸収することができなくなり、次第に生育が悪くなります。 放置すると、やがて枯れてしまうこともあります。 また、感染した植物から、菌糸や菌核と呼ばれる塊が土壌に残り、そこから周囲の植物へと感染が広がることがあるため、早期発見と対策が重要です。
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