発芽に光は不要?嫌光性種子の秘密
- 嫌光性種子とは?
植物を育てる楽しみの一つに、種まきから始める方法がありますよね。小さな種から芽が出て、大きく成長していく様子は、感動的ですらあります。
種まきをする際、ほとんどの場合は日光の当たる場所に置くのが一般的です。太陽の光を浴びて、元気に育つイメージがありますよね。しかし、中には日光を嫌う種が存在するのをご存知でしょうか?
このような種は「嫌光性種子」と呼ばれ、太陽光線を浴びると発芽が阻害されてしまうという特徴があります。つまり、光が当たらないように土の中にしっかりと埋め、暗くしてあげることが発芽のポイントになるのです。
代表的な嫌光性種子には、例えばアサガオやペチュニアなどがあります。これらの花を種から育てたい場合は、種まき後に土を被せる深さに注意が必要です。
反対に、光を好む「好光性種子」というものもあります。こちらは、光が当たらないと発芽しにくい性質を持つため、土の表面に置くようにして種まきをします。
種をまく際は、それぞれの種の特徴をよく理解し、適切な環境で発芽を促してあげることが大切です。