植物の葉の付き方:互生
- 葉の付き方とは
植物の葉は、茎に対して規則的に配置されています。この配置パターンを「葉序」と呼びます。まるで植物の個性とも言える葉序は、種類を見分ける上で重要な手がかりとなります。
葉序には、代表的なものに以下の3つのパターンがあります。
* -対生- 各節に2枚の葉が向き合って付くパターンです。左右対称に葉が並び、整然とした印象を与えます。
* -互生- 各節に1枚の葉が交互に付くパターンです。葉が重なりにくいため、効率よく光合成を行うことができます。
* -輪生- 3枚以上の葉が茎の同じ高さから輪を描くように付くパターンです。立体的な構造が特徴で、多くの葉を広げることができます。
葉序は、植物が効率よく光合成を行うため、風や雨の影響を軽減するためなど、様々な環境に適応するために進化してきた結果だと考えられています。
植物を観察する際には、葉の形や色だけでなく、葉序にも注目してみると、その植物の生き残り戦略が見えてくるかもしれません。