小花が集まって大輪の花に!
庭いじりをしていると、色とりどりの花に目を奪われますよね。
大きな花を咲かせる植物もあれば、小さな花をたくさんつける植物もあります。
実は、一見大きな花に見えても、小さな花の集まりでできていることがあるんです。
例えば、ヒマワリの花を思い浮かべてみてください。
あの大きな花姿。
堂々とした姿が魅力ですが、中心の黒い部分は、実は小さな花の集まりなんです。
そして、私たちの目を引く、あの鮮やかな周辺の黄色い部分は、舌状花と呼ばれる花びらです。
このように、小さな花が集まって、大きな花の形を作っているものを頭状花序と呼びます。
ヒマワリ以外にも、ガーベラやダリアなども、この頭状花序を持つ花なんです。
一見大きな花に見えても、よく観察してみると、小さな花の集まりでできていることに気づかされます。
これは植物の巧みな戦略の一つと言えるでしょう。
小さな花が集まることで、虫たちを惹きつけ、効率よく受粉ができるようになっているのです。
庭仕事をする際は、ぜひ花をじっくり観察してみてください。
そして、小さな花が集まって大きな花を形作っている、植物の神秘を感じてみてくださいね。