植物の成長の鍵!「花熟」ってどんな状態?
- 花を咲かせる力、花熟とは
植物は、種から芽生え、葉を広げ、ぐんぐんと成長していきます。そして、ある程度の大きさに達すると、ついに花を咲かせる準備が整います。この、植物が花を咲かせることができる状態になることを「花熟」と呼びます。
人間に例えるなら、子どもから大人へと成長し、子どもを産み育てることができるようになる体の変化と似ているかもしれません。植物にとって、花を咲かせ、種子を作ることは、次の世代へと命を繋いでいくための大切な役割です。つまり、花熟は植物にとって、子孫を残すための大切な準備段階と言えるでしょう。
花熟に達するまでの期間は、植物の種類によって大きく異なります。草花の中には、種をまいてから数ヶ月で花を咲かせるものもあれば、樹木のように、何年も、長いものでは数十年もの歳月をかけて、ようやく花を咲かせるものもあります。
私たちが普段見ている植物の姿は、実は長い年月をかけて成長し、花を咲かせる準備が整った状態であることが多いのです。