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見えない水の道~暗渠排水のススメ~
家庭菜園で野菜を育てていると、大雨が降った後、畑に水が溜まってしまい、なかなか引かないという経験をしたことはありませんか? このような状態をそのままにしておくと、野菜の根が水に浸かった状態が続き、土の中の酸素が不足してしまいます。 酸素が不足すると、野菜はうまく栄養を吸収することができなくなり、生育不良や病気の原因となってしまいます。 そこで、今回は畑の排水性を高める対策について、いくつかご紹介しましょう。 まず第一に挙げられるのが、畝を高くすることです。 畝を高くすることで、雨が降った際に水が畝の溝に流れやすくなり、畝上が水浸しになるのを防ぐことができます。 次に、土壌改良も効果的です。 水はけの悪い粘土質の土壌に、腐葉土や堆肥などの有機物を混ぜることで、土がふかふかになり、水はけが良くなります。 さらに、排水溝を設置するという方法もあります。 畑の周囲や畝間に溝を掘り、水が溜まりやすい場所から排水することで、畑全体の水はけを改善することができます。 これらの対策を組み合わせることで、より効果的に畑の排水性を高めることができます。 水はけの良い畑で野菜を育て、収穫の喜びを味わってください。 -
水はけ抜群!高植えで植物を元気に育てよう
- 高植えとは? 高植えとは、文字通り植物を植える場所を通常よりも高くする栽培方法のことです。地面を掘って土を盛り上げたり、レンガや木材、ブロックなどを積み上げて囲いを作ったりすることで、まるで小さな花壇のような空間を作ることができます。この少し高くなった場所に植物を植えることで、地面に直接植えるよりも多くのメリットを得られるため、近年注目を集めています。 高植えの最大のメリットは、水はけがよくなることです。雨が降った後でも、高くなった場所からは水が流れ落ちやすいため、土壌が過剰に湿ってしまうのを防ぎます。過湿状態は根腐れの原因になりますが、高植えはそれを防ぎ、植物の健全な生育を助けます。 また、土壌の温度管理もしやすくなるという利点もあります。地面は気温の影響を受けやすく、夏は高温になりがちですが、高植えの場合、地面からの熱の影響を受けにくいため、植物へのダメージを抑えられます。逆に冬は、地面からの冷気を避けられるため、比較的暖かい環境を保てます。 さらに、高植えは庭のデザイン性を高める効果もあります。レンガや木材など、素材やデザインにこだわって高植えを作ることで、庭全体の雰囲気が華やかになり、立体感が生まれます。植物の種類や色の組み合わせ次第で、個性的な空間を作れるでしょう。 -
鉢底網を使いこなす
- 鉢底網の役割鉢植えで植物を育てる際、欠かせないアイテムの一つに鉢底網があります。その名の通り、鉢の底に敷く網状のもので、植物を健やかに育てるために重要な役割を担っています。-# 土の流出を防ぎ、水はけを保つ鉢植えの底には、余分な水を排出するための排水穴が空いています。この穴は、植物の根が呼吸するための新鮮な空気を鉢内に取り込む役割も果たしています。しかし、この穴から、水と一緒に土や肥料が流れ出てしまうことがあります。そこで活躍するのが鉢底網です。網目が土の流出を効果的に防ぎ、鉢の中を清潔に保ちます。また、鉢底網があることで排水穴が詰まりにくくなり、水はけの悪化を防ぐ効果もあります。水はけが良い状態を保つことは、植物の根腐れ防止に繋がり、健やかな成長を促します。-# 害虫の侵入をブロック鉢底の穴は、水はけ以外にも役割がありますが、同時に害虫にとっても侵入経路になり得るという側面も持ち合わせています。ナメクジやダンゴムシ、ムカデなどの害虫は、湿った土壌を好み、鉢底の穴から侵入してきます。鉢底網は、これらの害虫が鉢内に侵入するのを物理的に防ぐ役割を担います。特に、地面に直接鉢を置く場合や、害虫の多い環境では、鉢底網は必須アイテムと言えるでしょう。植物を害虫から守り、健やかに育てるためには、鉢底網を必ず使用することが大切です。
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