見えない水の道~暗渠排水のススメ~
家庭菜園で野菜を育てていると、大雨が降った後、畑に水が溜まってしまい、なかなか引かないという経験をしたことはありませんか?
このような状態をそのままにしておくと、野菜の根が水に浸かった状態が続き、土の中の酸素が不足してしまいます。
酸素が不足すると、野菜はうまく栄養を吸収することができなくなり、生育不良や病気の原因となってしまいます。
そこで、今回は畑の排水性を高める対策について、いくつかご紹介しましょう。
まず第一に挙げられるのが、畝を高くすることです。
畝を高くすることで、雨が降った際に水が畝の溝に流れやすくなり、畝上が水浸しになるのを防ぐことができます。
次に、土壌改良も効果的です。
水はけの悪い粘土質の土壌に、腐葉土や堆肥などの有機物を混ぜることで、土がふかふかになり、水はけが良くなります。
さらに、排水溝を設置するという方法もあります。
畑の周囲や畝間に溝を掘り、水が溜まりやすい場所から排水することで、畑全体の水はけを改善することができます。
これらの対策を組み合わせることで、より効果的に畑の排水性を高めることができます。
水はけの良い畑で野菜を育て、収穫の喜びを味わってください。