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植物の基礎知識:主根とひげ根
植物の命が種から始まる時、最初に土の中から顔を出すのは根です。この、植物にとって初めての根を「主根」と呼びます。私たちが普段目にする多くの植物、特に裸子植物や双子葉植物と呼ばれる種類の植物は、この主根が土の奥深くに向かって力強く伸びていきます。まるで、植物がしっかりと立つための支柱を最初に立てるように。 主根は、地中深くへと伸びていくにつれて、さらに太くたくましく成長していきます。そして、この太い主根から、まるで枝分かれするように、さらに細い根が四方八方に広がっていきます。この細い根は、「側根」や「枝根」と呼ばれ、植物の体をしっかりと支える役割を担っています。まるで、網の目のように張り巡らされた根は、植物が風雨に倒されることなく、しっかりと立っていられるように、大地にしっかりとつかまっているので す。 -
植物の成長を支える側根の役割
- 植物の基礎 -# 植物の基礎 植物は、私たち人間と同じように、生きていくために必要な栄養を吸収し、成長します。 その栄養吸収を担う大切な役割を果たしているのが「根」です。根は、土壌中に伸びて水分や養分を吸収するだけでなく、植物体を支える役割も担っています。 根には、大きく分けて「主根」と「側根」の2種類があります。 種子から最初に伸びる根を「主根」と呼びます。主根は、下方に向かってまっすぐに伸びていく性質があり、植物体をしっかりと支える役割を担います。一方、「側根」は、この主根から枝分かれして横に伸びる根のことです。側根は、主根から吸収できる範囲よりもさらに広範囲から、効率的に水分や養分を吸収することができます。 この側根は、植物の種類や生育環境によって、その本数や長さが大きく異なります。例えば、乾燥地帯に生息する植物は、水分を求めてより深く、より広範囲に根を張るため、側根が非常に発達しています。一方、水分の多い場所に生息する植物は、側根があまり発達していない場合もあります。 このように、植物は生育環境に合わせて、根の構造を変化させることで、効率的に水分や養分を吸収し、成長しているのです。
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