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鉢植えに最適なウォータースペースとは?
- ウォータースペースの役割鉢植えで植物を育てる際、「ウォータースペース」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、鉢の土の表面から、鉢の上縁までの空間のことを指します。一見、何もない単なる空間のように思えるかもしれません。しかし、このウォータースペースこそが、植物の健やかな成長を支える重要な役割を担っているのです。私たちが植物に水やりをする時、ウォータースペースは 水が鉢の外に溢れ出すのを防ぐ、いわば「緩衝地帯」のような役割を果たします。もしウォータースペースがなかったら、せっかく与えた水が土に染み込む前に溢れ出てしまい、植物の根まで十分に水が行き渡りません。さらに、ウォータースペースは、土全体に水が行き渡るための時間を確保する役割も担います。水は重力によって上から下に流れていくため、ウォータースペースがないと、土の表面付近だけが湿ってしまい、根が集中している鉢の下の方まで水が行き渡らないことがあります。ウォータースペースを設けることで、水が土に染み込む時間を稼ぎ、鉢全体に水が行き渡るのを助けます。このように、一見地味なウォータースペースですが、植物の生育にとって非常に重要な役割を担っています。植物を鉢植えで育てる際には、このウォータースペースをしっかりと確保してあげることが、植物を健やかに育てる秘訣と言えるでしょう。 -
植物を育てる強い味方!珪酸白土のススメ
- 珪酸白土ってどんなもの?珪酸白土は、太古の海に生息していた珪藻という植物プランクトンの化石が堆積してできた土のことを指します。この珪藻は、ガラスと同じ成分である珪酸質の殻を持っていました。珪藻が長い年月をかけて海底に積もり、その後、地殻変動によって地上に隆起することで、珪酸白土は形成されました。珪酸白土の最大の特徴は、無数の小さな穴が空いていることです。これは、珪藻の殻がもとになっており、顕微鏡で観察するとよくわかります。この小さな穴が、珪酸白土の優れた特性を生み出します。まず、水はけと通気性を良くする効果があります。多くの小さな穴が、水や空気の通り道となるため、土壌中の水はけと通気性が格段に向上します。植物の根は、水はけと通気性の良い環境を好むため、生育が促進されるのです。さらに、保水性にも優れているという点も見逃せません。小さな穴は、水を保持する役割も果たします。土壌中の水分が過剰になると、穴に水が貯まり、逆に乾燥すると、貯まった水が徐々に放出されます。このため、土壌の水分量が安定し、植物は乾燥 stress を受けにくくなります。このように、珪酸白土は、植物にとって非常に優しい土壌改良材と言えます。
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