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植物の健康のバロメーター:樹勢とは?
- 樹勢とは何か樹勢とは、まさに言葉の通り、木の勢いのことを指します。人の健康状態や体力と同じように、木がどれだけ元気かを表す大切な指標です。樹勢が良い木は、生命力に溢れ、見ている私たちに活力を与えてくれます。では、具体的にどのような状態が樹勢が良いと言えるのでしょうか?まず、枝が力強く空に向かって伸びていることが挙げられます。まるで太陽の光を浴びようと、ぐんぐん成長している様子は、まさに樹勢の良い木の特徴です。また、葉の色つやも重要です。緑色が濃く、生き生きとした葉は、木の健康状態を示しています。反対に、色が薄かったり、黄色っぽかったりする場合は、樹勢が衰えている可能性があります。さらに、樹勢が良い木は、病気や害虫に対する抵抗力も強いです。健康な木は、自らの力で病気や害虫から身を守る力を持っています。しかし、樹勢が衰えると、この抵抗力が弱まり、病気にかかりやすくなったり、害虫の被害を受けやすくなったりしてしまいます。私たち人間にとって、健康であることは何よりも大切です。木にととっても、樹勢が良いことは、健やかに成長していくために欠かせない要素なのです。 -
胴吹き枝を制する者が庭を制す!
庭仕事に精を出す季節になると、ふと目にするのが、植えた覚えのない場所から勢いよく伸びる細い枝ではないでしょうか。緑の葉を茂らせ、一見すると生命力に溢れているようにも見えますが、実はこれ、庭木の生育を脅かす存在になりかねない「胴吹き枝」と呼ばれるものなのです。 胴吹き枝は、樹木の幹や太い枝から直接生えてくる枝のことを指します。その発生源は、剪定跡や傷口、さらには日当たりや風通しの悪さなど、樹木にとって何らかのストレスがかかっているサインとも言えます。 これらの枝は、放置しておくと栄養を独占し、本来育てたい枝や花芽に栄養が行き渡らなくなってしまいます。結果として、樹木の生育バランスが崩れ、樹形が乱れたり、花付きが悪くなったりする原因となるのです。また、風通しが悪くなることで、病害虫のリスクが高まる可能性もあります。 胴吹き枝を発見したら、早めに対処することが大切です。小さな枝であれば、手で簡単に折り取ることができます。太い枝の場合は、剪定ばさみを使って、枝の付け根から切り落としましょう。この際、切り口から雑菌が入るのを防ぐために、剪定ばさみは清潔な状態を保つようにしてください。 胴吹き枝を適切に処理することで、庭木の健康的な生育を促し、美しい景観を保つことができるでしょう。
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