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園芸の強い味方!水苔の魅力に迫る
- 水苔ってどんなもの?水苔は、湿原や山地の湿った場所に生える苔の一種を乾燥させたものです。一見すると土のように見えますが、植物の根を支える役割はありません。その代わりに、驚異的な保水力と通気性を兼ね備えています。この特性こそが、園芸の世界で水苔が重宝される理由なのです。水苔は、乾燥した状態では薄い茶色をしていますが、水を含むと鮮やかな緑色に変化します。これは、水苔が自ら水分を蓄え、植物に供給する役割を持っていることを示しています。また、水苔は繊維質で空気を多く含む構造をしているため、植物の根に新鮮な酸素を供給することができます。園芸では、主に種まきや挿し木の際に水苔が使われます。種まきでは、水苔が発芽に必要な水分を一定に保ち、根腐れを防ぐ効果があります。挿し木では、発根を促すために必要な湿度を保ちつつ、通気性を確保することができます。さらに、水苔は清潔で病害虫の発生が少ないという利点もあります。そのため、デリケートな植物の栽培や、清潔な環境を好む植物の植え替えにも適しています。このように、水苔は園芸において幅広く活用できる、まさに万能選手と言えるでしょう。 -
園芸の強い味方!水ゴケを徹底解説
- 水ゴケってどんなもの?水ゴケと聞いて、緑色のふかふかした状態を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。園芸店でよく見かける、鉢植えの植物の根元などに敷かれているあれです。しかし、あれは乾燥した状態の水ゴケ。本来の姿とは少し違います。自然の中の水ゴケは、湿地帯に自生する苔の仲間です。湿気を好み、太陽の光を浴びて育ちます。自ら根を張り巡らせるのではなく、茎や葉っぱで水分や栄養を吸収するのが特徴です。そして、乾燥すると薄い茶色に変身します。まるで枯れてしまったかのように見えますが、ご安心を。水を与えると、再び鮮やかな緑色に蘇り、ふかふかした感触を取り戻します。この劇的な変化も、水ゴケの魅力の一つと言えるでしょう。園芸でよく使われるのは、この乾燥した状態の水ゴケです。水を含むと大きく膨らみ、保水性・通気性・排水性に優れているため、植物の生育に最適な環境を提供してくれます。そのため、挿し木の際に発根を促したり、ランなどの着生植物の栽培に利用されたりします。また、乾燥した状態では清潔で軽量という利点もあり、保管や取り扱いが容易なのも人気の理由です。
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