深層施肥で植物の根を鍛えよう!
- 肥料を土の奥深くに!深層施肥とは?植物を育てる上で欠かせない肥料。しかし、ただ闇雲にまけば良いというものではありません。肥料の効果を最大限に引き出すためには、施す場所が重要になってきます。肥料の施し方には様々な方法がありますが、今回は「深層施肥」について解説していきます。深層施肥とは、その名の通り土の深くへ肥料を与える方法です。一般的には50〜70cmもの深さに溝を掘り、そこに肥料を施します。なぜ、わざわざ深くまで肥料を施す必要があるのでしょうか?それは、植物の根の成長を促すためです。深く施された肥料を吸収しようと、植物の根はより深く、より広く伸びていきます。その結果、植物は土壌深くの栄養や水分を吸収できるようになり、健やかに成長するのです。また、深層施肥は、肥料の効果が長持ちするというメリットもあります。地表近くに施された肥料は、雨風や太陽光の影響を受けやすく、分解・流亡しやすいという難点があります。しかし、深層施肥では、土深くで肥料がゆっくりと溶け出すため、長期間にわたって植物に栄養を供給することができます。深層施肥は、果樹や庭木など、長期間にわたって栽培する植物に特に効果的です。ただし、深さや肥料の種類、量などは、植物の種類や土壌の状態によって調整する必要があるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。