観葉植物を育てるなら知っておきたい腰水
- 腰水とは腰水とは、鉢植えの植物に水を与える方法の一つで、その名の通り、鉢の腰まで水に浸けることからそのように呼ばれています。水やりというと、一般的にはじょうろなどで土に直接水を注ぐ方法を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、腰水は鉢の下部を水に浸けることで、鉢底にある穴から毛細管現象を利用して植物に水分を供給します。具体的には、バケツや洗面器などの容器に水を張り、その中に鉢植えを置くだけです。常に一定量の水に浸っている状態を保つことが重要で、水位が減ってきたら適宜水を足しましょう。腰水は、土の表面が乾きにくく、水やりの頻度を減らせるというメリットがあります。また、植物は必要な量の水を吸収することができるため、水のやり過ぎを防ぐこともできます。さらに、根腐れの原因となる土の中の酸素不足を解消する効果も期待できます。ただし、腰水は全ての植物に適しているわけではありません。過湿を嫌う植物や、乾燥気味に育てる必要がある植物には向きません。腰水を行う場合は、育てている植物の特徴を事前に調べておくようにしましょう。