ガーデニングの強い味方!黒土の魅力に迫る
- 黒土ってどんな土?黒土は、その名の通り黒色をした土です。一体なぜ黒い色をしているのでしょうか?それは、黒土の生まれ方に秘密があります。黒土は、遠い昔に火山から噴き出した火山灰が長い年月をかけて積もってできました。火山灰はミネラルが豊富なので、それだけでも植物の生育に適していますが、黒土にはさらなる秘密が隠されています。それは、腐植と呼ばれるものが豊富に含まれていることです。腐植とは、落ち葉や枯れ枝、動物の死骸などが微生物によって分解されてできた、黒っぽい色の物質です。この腐植こそが、黒土を黒く染め上げている正体なのです。腐植は、植物にとって栄養満点なだけでなく、土壌をふかふかにして水はけや空気の通りを良くする効果もあります。そのため、黒土は水はけが良く、空気がしっかりと含まれ、栄養豊富なため、植物が育つのに最適な環境を提供してくれるのです。多くの植物にとって理想的な土壌である黒土ですが、万能というわけではありません。水はけが良すぎるため乾燥しやすく、また、粘土質の土と比べると保水力が低いという側面もあります。しかし、水やりの頻度や肥料の量を調整することで、様々な植物を元気に育てることができるでしょう。