トマト栽培の悩み!条腐病対策
- 条腐病とは?条腐病は、トマトの実に現れる生理的な病気で、家庭菜園でトマトを育てている方を悩ませる病気の一つです。
この病気は、実の先端部分が黒く変色し始め、次第にその部分がへこんでいくのが特徴です。
腐敗が進むと、変色した部分はさらに広がり、最終的には実全体が食べられなくなってしまいます。
条腐病は、土壌中のカルシウムが不足したり、水分が不均一になることで発生しやすくなります。
特に、晴天が続いて土壌が乾燥した後、まとまった雨が降ったり、水やりを大量に行ったりすると、水分が急激に吸収され、条腐病が発生しやすくなります。
条腐病の予防対策として、まず、土壌のカルシウム不足を解消することが重要です。
トマトの苗を植える前に、苦土石灰などを混ぜて土壌を中和し、カルシウムを補給しておきましょう。
また、トマトは水を多く必要とする植物ですが、水分の与えすぎは禁物です。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにし、水分の過不足がないように管理することが大切です。
さらに、トマトの実が土に直接触れないように、敷き藁やマルチシートを活用するのも効果的です。
条腐病は、適切な土壌管理と水管理を行うことで予防することができます。
日頃からトマトの生育状況をよく観察し、早期発見、早期対応を心がけましょう。