ガーデニングの万能土!田土の魅力を探る
- 田土とは田土とは、その名の通り、昔から水田で使われてきた土のことです。稲を育てるために最適な環境が長い年月をかけて自然と人の手によって作られてきました。そのため、田土は栄養豊富で、植物を育てるのに非常に適しています。
田土には、稲の成長に必要な養分が豊富に含まれています。窒素、リン酸、カリウムといった主要な栄養素はもちろん、鉄分やマグネシウムなどの微量要素もバランス良く含まれています。そのため、田土を使うと植物は元気に育ち、花や実もたくさんなります。
また、田土は水はけと水持ちのバランスが良いのも特徴です。稲は水の中でも育ちますが、ずっと水に浸かっている状態だと根が腐ってしまいます。そのため、田土は水はけを良くしながらも、適度な水分を保つことができるように作られています。
さらに、田土には有用な微生物が豊富に生息しています。これらの微生物は、土壌中の有機物を分解し、植物が吸収しやすい形に変える働きをします。
特に、荒木田土と呼ばれる田土は、水はけをさらに良くするために藁やもみ殻などを混ぜて、じっくりと時間をかけて熟成させたものです。そのため、通気性、排水性、保水性のバランスが良く、ガーデニング愛好家の間でも人気があります。