知っていると役立つ!登録品種のお話
園芸の世界は、色とりどりの花や個性的な形の植物など、実に多様な植物で溢れています。そして、これらの植物の中には、「登録品種」と呼ばれる特別なラベルが付けられたものがあるのをご存知でしょうか?
- 登録品種とは?
登録品種とは、国によって正式に認められた、いわば「植物の新品種」のことです。新しいお米の品種や、今までにない色鮮やかな花など、私たちが普段目にする植物の中にも、この登録品種として認められたものがたくさんあります。
新しい植物の品種は、自然交配や突然変異などによって、偶然に生まれることもあります。しかし、近年では、より美しい花を咲かせたり、病気に強い品種を作ったりするために、専門家によって人工的に交配されることが多くなっています。
そして、厳しい審査を経て、その特徴が他にない新品種であると認められたものが「登録品種」として登録されるのです。登録されると、その品種名は法律によって保護され、許可なく増殖や販売を行うことはできなくなります。
登録品種は、開発者の長年の努力が認められた、いわば「植物界のスター」と言えるでしょう。