短日栽培で開花を調整!
- 短日栽培とは?
植物は、太陽の光を浴びる時間の長さによって、花を咲かせる時期を判断するものが多くあります。 この性質を利用して、人工的に日照時間を調整し、開花時期をコントロールする技術を「短日栽培」と呼びます。
秋を迎え、だんだんと日が短くなってくると花を咲かせる菊や、鮮やかな色が美しいポインセチアなどが、この短日栽培で知られています。これらの植物は、一日のうち、一定時間以上、暗闇の中に置かれることで、開花に必要なホルモンが分泌され、花芽をつけるのです。
短日栽培を行うためには、夕方頃から翌朝にかけて、植物に黒い布や段ボールをかぶせて、光を遮断します。 この期間は、植物の種類や生育段階によって異なり、適切な時間管理が重要となります。
短日処理を行うことで、本来の開花時期よりも早く花を咲かせることが可能となり、一年を通して私たちを楽しませてくれるだけでなく、市場への安定供給にも役立っています。