植物の成長の要!「節」ってどんなところ?
- 植物の成長を左右する「節」植物を育てていると、「節」という言葉を耳にすることがありますよね。普段の生活ではあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、植物の成長にとって、「節」は非常に重要な役割を担っています。今回は、植物にとって欠かせない「節」について、詳しく解説していきます。植物の茎をよく観察してみると、ところどころに少し膨らんだ部分があることに気づきます。この膨らんだ部分が「節」と呼ばれ、植物の成長に欠かせない葉や枝、根っこが出てくる起点となる場所です。「節」には、植物の成長を促す成長点と呼ばれる細胞の集まりが存在します。成長点は、細胞分裂を活発に繰り返すことで、植物を上へ上へと伸ばしたり、新しい葉や枝を生み出したりする働きがあります。また、「節」からは根っこも生えてきます。植物を挿し木で増やす場合、「節」の下で茎をカットすることが多いですが、これは「節」から根が生えやすいという性質を利用したものです。「節」から出る根は、植物が土壌から水分や栄養を吸収する上で、とても重要な役割を果たしています。このように、「節」は植物の成長にとって、無くてはならない大切な部分です。植物の成長を理解し、より効果的に育てるためには、「節」の位置や役割について知っておくことが大切です。