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植物を育む栄養素:硝酸態窒素
植物が元気に育つためには、人間と同じように栄養が必要です。人間が食事をするように、植物は土壌から栄養を吸収します。 土壌に含まれる様々な栄養素の中で、窒素は植物の成長に特に重要な役割を担っています。 窒素は、植物の体を作る様々な成分に使われています。 例えば、葉を大きく育てるために必要なタンパク質。 タンパク質は、植物の細胞を構成する重要な成分です。 また、光合成で重要な役割を果たすクロロフィルにも窒素は含まれています。 クロロフィルは、植物が太陽の光をエネルギーに変換するために必要な物質です。 このように、窒素は植物にとって必要不可欠な栄養素です。 もし窒素が不足すると、植物は十分に成長できません。 葉の色が悪くなったり、生育が悪くなったり、花や実のつきが悪くなったりするなど、様々な悪影響が現れます。 植物が元気に育つためには、土壌に適切な量の窒素が含まれている必要があります。 -
土壌のECでわかること
- 電気の通りやすさ -# 電気の通りやすさ 「EC」とは、「電気伝導度」の略称で、土壌がどれくらい電気を伝えやすいかを示す指標です。土壌に水が含まれていると、その水に溶けている物質が電気を運ぶ役割を果たします。そのため、土壌中の水に溶けている物質が多いほど、電気は流れやすくなるのです。 土壌に含まれる物質の中でも、特に塩分は電気をよく通します。そのため、ECの値が高ければ、土壌中の塩分濃度が高いことを意味します。 植物の生育には、適度な塩分が必要ですが、塩分濃度が高すぎると、根から水を吸収するのが難しくなり、生育不良を引き起こす可能性があります。このような状態を「塩類集積」と呼びます。 ECの値を測定することで、土壌中の塩分濃度を把握し、植物への塩害リスクを判断することができます。もし、EC値が高すぎる場合は、土壌改良や水はけの改善などの対策が必要となります。