種から育てる楽しみ:実生苗の魅力
- 実生苗って?
実生苗とは、種から芽を出して育った、植物の赤ちゃんのようなものです。まるで人間の子育てのように、種まきから大切に育てることで、ガーデニングの大きな喜びを感じることができるでしょう。
実生苗は「自根苗」と呼ばれることもあります。その名の通り、他の植物に接ぎ木することなく、自分の根で力強く育つのが特徴です。
種から育てることで、苗を購入するよりも時間と手間はかかります。しかし、その分、植物の成長をじっくりと観察することができます。小さな芽が顔を出す瞬間や、葉が増えていく様子、ぐんぐん根を伸ばしていく力強さなど、感動的な場面にたくさん出会えるでしょう。
また、実生苗は、親株の遺伝子を受け継ぎながらも、環境への適応力が高いという特徴も持っています。そのため、その土地の気候や土壌に合った、丈夫な植物に育ちやすいというメリットもあります。