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小花が集まって大輪の花に!
庭いじりをしていると、色とりどりの花に目を奪われますよね。 大きな花を咲かせる植物もあれば、小さな花をたくさんつける植物もあります。 実は、一見大きな花に見えても、小さな花の集まりでできていることがあるんです。 例えば、ヒマワリの花を思い浮かべてみてください。 あの大きな花姿。 堂々とした姿が魅力ですが、中心の黒い部分は、実は小さな花の集まりなんです。 そして、私たちの目を引く、あの鮮やかな周辺の黄色い部分は、舌状花と呼ばれる花びらです。 このように、小さな花が集まって、大きな花の形を作っているものを頭状花序と呼びます。 ヒマワリ以外にも、ガーベラやダリアなども、この頭状花序を持つ花なんです。 一見大きな花に見えても、よく観察してみると、小さな花の集まりでできていることに気づかされます。 これは植物の巧みな戦略の一つと言えるでしょう。 小さな花が集まることで、虫たちを惹きつけ、効率よく受粉ができるようになっているのです。 庭仕事をする際は、ぜひ花をじっくり観察してみてください。 そして、小さな花が集まって大きな花を形作っている、植物の神秘を感じてみてくださいね。 -
抽苔を知って、美味しい野菜を育てよう!
- 抽苔とは? 春の暖かな日差しを浴びて、種からまいた野菜たちが元気に育っていく様子は、 gardening の醍醐味の一つと言えるでしょう。しかし、順調に育っていると思っていた野菜に、ある日突然、見慣れない茎が伸び始めることがあります。 この現象こそが「抽苔(ちゅうだい)」、または「とう立ち」と呼ばれるものです。まるで野菜が天に向かってぐんぐん伸びていくように見えることから、「薹(とう)が立つ」という言葉が使われています。 抽苔は、植物が子孫を残すために花を咲かせようとする、自然な反応です。気温や日長の変化を感じ取って、植物は花茎を伸ばし、花を咲かせ、種子を作ろうとします。特に、春先の暖かい気温と長い日照時間は、多くの野菜にとって抽苔のスイッチを入れる合図となります。 一般的に、葉物野菜や根菜類では、抽苔が始まると葉がかたくて苦くなったり、根が固くなってしまったりすることがあります。そのため、野菜本来の美味しさを楽しむためには、抽苔が始まる前に収穫するか、抽苔しにくい品種を選ぶなどの工夫が必要です。 -
花茎のススメ
- 花茎とは 花茎とは、植物の根元から伸び、花や実をつけるための特別な茎のことです。 春に咲くチューリップや、湿原にひっそりと咲くウメバチソウなど、花茎を持つ植物は多く見られます。 植物にとって、子孫を残すことはとても大切なことです。 そのために、花を咲かせ、実をつけて種子を作る必要があります。 花茎は、植物が命をつなぐための重要な役割を担っていると言えるでしょう。 花茎は、通常は葉をつけずに、先端に花や実をつけます。 これは、花や実に太陽の光をたくさん当て、風で花粉を飛ばしたり、種子を遠くへ運んだりするためだと考えられています。 ただし、植物の種類によっては、花茎に小さな葉をつけるものもあります。 また、花茎は、脇芽を出さないという特徴も持っています。 脇芽とは、茎の途中にできる芽のことですが、花茎は脇芽を出さずに、まっすぐに伸びて花や実をつけます。 そして、種子が成熟すると、その役割を終えて枯れていきます。 このように、花茎は、植物にとって非常に重要な役割を担っています。 花茎を観察することで、植物の命をつなぐための工夫や、自然の神秘を感じ取ることができるでしょう。
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