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知っておきたい!自根苗とその魅力
- 自根苗とは? 植物を育てる上で、「自根苗」という言葉に出会うことがありますね。その名の通り、自らの根で力強く育つ苗のことを指します。 では、どのようにして自根苗は生まれるのでしょうか?大きく分けて二つの方法があります。 一つは、種から育てる方法です。 小さな種から芽吹き、根を張り、時間をかけて成長していく様は、まさに植物の力強さを感じさせてくれます。 もう一つは、挿し木によって増やす方法です。 植物の一部を切り取って土に挿すと、そこから根が生えてきて、やがて独立した苗へと成長します。 これらの方法で育った自根苗は、環境への適応力が高く、健やかに育つことが多いのが特徴です。 一方で、異なる植物の根と茎を繋ぎ合わせて作る「接ぎ木苗」という方法もあります。 接ぎ木苗は、病気に強い台木を使うことで生育を安定させたり、収穫量を増やしたりする目的で作られます。 このように、同じ植物でも、その根の成り立ちによって「自根苗」と「接ぎ木苗」に分けられます。 それぞれの苗の特徴を理解して、植物を育てる楽しみを広げてみてくださいね。 -
ガーデニング初心者のための苗選び:根巻き苗とは?
- 根巻き苗の基礎知識 園芸を始める喜びは、自分の手で植物を育てる楽しみを知ることから始まります。そして、植物を育てる最初のステップは、苗選びと言えるでしょう。苗には様々な種類がありますが、その中でも「根巻き苗」は、冬に葉を落とす落葉樹や華やかなバラなどを育てる際に頻繁に利用されます。 根巻き苗とは、名前の通り、土を落として根をむき出しにし、乾燥を防ぐためにピートモスなどで包み、さらに寒冷紗などで巻いた状態の苗のことです。初めて目にする方は、その見た目が一見枯れているように見えるため、少し不安に感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。根巻き苗は、厳しい冬を乗り越えるために、植物自身が休眠している状態です。そのため、適切な方法で管理すれば、土の中で育った苗と同様に、力強く根を張り、美しい花や緑の葉を茂らせてくれます。 根巻き苗は、主に12月から3月頃、つまり、植物が休眠している時期に出回ります。休眠期に販売される理由の一つに、移植の負担を減らすという目的があります。植物は、活動が活発な時期に移植されると、根を傷つけやすく、生育に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、休眠期に移植すれば、植物への負担を最小限に抑えられます。 根巻き苗を選ぶ際は、根の状態をよく観察することが大切です。太くて白い根がしっかりと張っている苗は、健康で生育が良い証拠です。反対に、根が黒ずんでいたり、乾燥している苗は、避けた方が良いでしょう。 根巻き苗は、一見難しそうに見えますが、適切な知識と管理方法を身につければ、初心者の方でも十分に育てることができます。そして、根巻き苗から育てた植物が、花を咲かせたり、緑の葉を茂らせたりする姿を見た時の喜びは、何物にも代えがたいものです。
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