苗が倒れる!苗腐れを防ぐ土作りのコツ
- 苗腐れとは苗腐れは、種から発芽したばかりの弱々しい苗が、根元付近から腐敗し、枯れてしまう病気です。せっかく種まきから大切に育ててきた苗が、芽生えたばかりの姿で失われてしまうため、家庭菜園やガーデニング愛好家にとって、大きな悩みの種となっています。この苗腐れの主な原因は、土の中に潜むカビです。ピシウム菌やリゾクトニア菌といった種類のカビが、苗腐れの原因として特に多く挙げられます。これらのカビは、湿った環境を非常に好み、土の中でじっと機会を伺っています。そして、発芽直後の抵抗力の弱い苗を見つけると、その根に攻撃を仕掛けます。カビに侵された苗は、根から水分や養分を吸収することができなくなり、みるみるうちに衰弱し、枯れてしまうのです。発芽直後の苗は、まだ土壌に根を張り巡らせておらず、非常に弱いため、これらのカビの攻撃に対して、ほとんど抵抗することができません。そのため、苗腐れを防ぐためには、土壌の湿り具合に気を配ったり、種まき前に土壌消毒を行うなど、苗がカビに感染しないように、あらかじめ予防対策をしておくことが重要になります。