ヨトウムシの生態と対策
- 夜盗虫の正体夜盗虫は、文字通り夜に活動する盗賊のように、畑の作物を食い荒らす困りものの害虫です。昼間は土の中に隠れており、夕方から夜にかけて活発に活動を始めます。そのため、被害に気づくのが遅くなってしまうこともしばしばです。夜盗虫の成虫は、茶色っぽく地味な見た目をした「蛾」の仲間です。この蛾は、主に植物の葉の裏に小さな卵をたくさん産み付けます。卵から孵化した幼虫は、緑色や茶色、黒色など様々な色をしていますが、いずれも食欲旺盛で、植物の葉や茎をむしゃむしゃと食べ尽くしてしまいます。特に、苗や若い植物は夜盗虫の被害を受けやすく、放っておくと枯れてしまうこともあります。夜盗虫は、野菜や果物、花など、様々な植物に被害を与えるため、家庭菜園でも注意が必要です。夜盗虫の被害から大切な植物を守るためには、日頃から植物をよく観察し、早期発見・早期対策を心がけることが大切です。