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植物の動きを支える!葉枕の秘密
- 葉枕ってなに? 庭や公園で植物を眺めていると、葉っぱの柄の付け根あたりが、少し膨らんでいるのに気づきませんか? 実はこれ、ただ膨らんでいるのではなく、「葉枕(ようちん)」と呼ばれる大切な器官なのです。 葉枕は、いわば植物の関節のような役割を果たしています。 葉枕の中には、たくさんの水分を含んだ細胞が詰まっており、この細胞の膨らみ方を変えることで、葉っぱの向きや高さを微妙に調節しています。 例えば、太陽の光が当たる方向に葉っぱを向けたり、強い風が吹くと葉っぱを寝かせて風を受け流したりすることができます。 また、夜になると葉っぱを閉じる植物がありますが、これも葉枕の働きによるものです。 葉枕は、植物が周囲の環境に上手に適応するために、とても重要な役割を担っていると言えるでしょう。 葉枕は、普段はあまり目立ちませんが、植物を観察する際にはぜひ注目してみてください。 葉っぱの付け根の小さな膨らみに、植物の生きるための驚くべき工夫が隠されていることに気づくはずです。 -
植物の基礎知識:葉柄の役割とは?
- 葉柄ってどんな部分? 植物を観察する時、鮮やかな花や緑の葉に目を奪われがちですが、今回は普段あまり注目されない「葉柄」について詳しく見ていきましょう。 葉柄は、葉の本体である葉身と茎をつなぐ、細い柄のような部分のことを指します。一見すると、茎の一部と勘違いしてしまいそうですが、植物にとって重要な役割を担っています。 葉柄の最も大きな役割は、葉身を支え、太陽の光を効率よく受けられるようにすることです。葉柄があることで、葉は風を受けてゆらぐことができ、より多くの光を浴びることができます。また、葉が重なり合うのを防ぎ、風通しの良い状態を保つ役割も担っています。さらに、葉柄は葉と茎の間で水や栄養分の通り道としての役割も果たしています。根から吸い上げた水や栄養分は、葉柄を通って葉身に届けられます。そして、葉で作られた栄養分は、葉柄を通って植物全体に送られます。 葉柄は、その植物の種類によって、長さや太さ、色などが異なります。中には、葉柄がない植物も存在します。しかし、葉柄を持つ植物にとって、葉柄は光合成を効率的に行い、成長するために欠かせない大切な器官と言えるでしょう。 普段何気なく見ている植物も、葉柄のように、それぞれの部分が重要な役割を担って生きていることを、改めて観察してみるのも面白いのではないでしょうか。
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