鉢底網を使いこなす
- 鉢底網の役割鉢植えで植物を育てる際、欠かせないアイテムの一つに鉢底網があります。その名の通り、鉢の底に敷く網状のもので、植物を健やかに育てるために重要な役割を担っています。-# 土の流出を防ぎ、水はけを保つ鉢植えの底には、余分な水を排出するための排水穴が空いています。この穴は、植物の根が呼吸するための新鮮な空気を鉢内に取り込む役割も果たしています。しかし、この穴から、水と一緒に土や肥料が流れ出てしまうことがあります。そこで活躍するのが鉢底網です。網目が土の流出を効果的に防ぎ、鉢の中を清潔に保ちます。また、鉢底網があることで排水穴が詰まりにくくなり、水はけの悪化を防ぐ効果もあります。水はけが良い状態を保つことは、植物の根腐れ防止に繋がり、健やかな成長を促します。-# 害虫の侵入をブロック鉢底の穴は、水はけ以外にも役割がありますが、同時に害虫にとっても侵入経路になり得るという側面も持ち合わせています。ナメクジやダンゴムシ、ムカデなどの害虫は、湿った土壌を好み、鉢底の穴から侵入してきます。鉢底網は、これらの害虫が鉢内に侵入するのを物理的に防ぐ役割を担います。特に、地面に直接鉢を置く場合や、害虫の多い環境では、鉢底網は必須アイテムと言えるでしょう。植物を害虫から守り、健やかに育てるためには、鉢底網を必ず使用することが大切です。