バラを守れ!黒点病対策のススメ
- 黒点病とは?黒点病は、その名の通り葉に黒い斑点が現れる病気で、バラを育てる上で非常によく見られる病気の一つです。この病気の原因は、カビの一種である「ディプロカルポン」という菌です。この菌は、空気中に漂っていて、雨や水やりによって葉に付着し、感染します。
黒点病に感染すると、まず葉の表面に黒い斑点が現れます。これらの斑点は、時間の経過とともに徐々に大きくなり、周囲が黄色く変色することもあります。進行すると、斑点のある葉は黄色くなって落葉してしまいます。病気の初期段階では、葉の一部にのみ症状が現れますが、放置すると、最終的にはすべての葉が落ちてしまい、植物全体の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。
黒点病は、特に気温が20度から25度程度で、湿度が高い環境を好みます。 梅雨の時期や、長雨が続く場合は、特に注意が必要です。 また、風通しが悪い場所や、日当たりが悪い場所でも発生しやすいため、日頃からバラを育てる環境に気を配ることが、黒点病の予防と対策には非常に大切です。