食卓を変える?遺伝子組換え作物GMO
- 遺伝子組換え作物とは
近年、農業の世界で注目を集めている技術に「遺伝子組換え」というものがあります。普段私たちが口にする野菜や果物、穀物の中にも、この技術を使って作られたものが存在します。では、遺伝子組換え作物とは一体どのようなものなのでしょうか?
簡単に言うと、遺伝子組換えとは、ある生物が持つ優れた性質を、別の生物に組み込むことで、より丈夫で育てやすい、あるいは栄養価の高い作物を作り出す技術です。
例えば、害虫に強いトウモロコシがあるとします。このトウモロコシが持つ「害虫への強さ」を生み出す遺伝子を、害虫に弱い別のトウモロコシに組み込むことで、そのトウモロコシも害虫に強くなります。
この技術によって、従来よりも農薬を使う量を減らすことができ、環境への負担を軽くすることができる可能性も期待されています。また、栄養価の高い作物を作り出すことで、食糧問題の解決にも役立つ可能性も秘めているのです。